ヘビーメタルは聴いてはいけないの?

こんにちは。

最近の話ですが、
「自宅でレコードとかで、クラシックとか聴いているでしょ?」と、さも当たり前のように言われて焦っている美央です…。

私が無類のハードロック・縦ノリ好きだって、今更カミングアウトできないじゃないか…!!!!
と内心あわあわとしております。

というわけで、今日はハードな音楽の中でもヘビメタを例にとりまして、お話を。

「『ヘビメタは悪』は間違いだ」というお話をしたいなと思いますので、ヘビメタ・ハードロック好きの方はぜひ広めてください。おねがいします←






ヘビーメタルは悪魔の音楽だといわれの無い中傷に晒されることがあります。
これが正しいかどうかは別の話としてPOPSなどのように耳障りが良いかどうかは明確ですね。

以前、ヘビメタをよく聞く若者は鬱になりやすいとの研究結果が出ていたようですが、最新の研究結果では、どうも逆の効果が発見されたようです。

【研究結果】ヘヴィメタルを聴くと心が穏やかになるらしい

真逆の研究結果のように見えるけど、これらのキーワードは「共鳴」にあると私は思っています。

だってさ、別れの曲ばっかり聴くからっていつもフラれるわけではないよね?(笑)
でも、別れの曲ばかり聴くと、「もう次にいこう!」って踏ん切りもつくよね?


確かに、ヘビメタや、ハードロックをよく聞く傾向のある方は鬱になりやすいような心の癖はあると言えるでしょう。
怒りや、憤怒、憎しみ、そういう感情を表しやすい楽曲に、「共鳴」しているわけですから、こういった音楽を聴く傾向にある方は、そこに同調・共鳴しやすいのです。
結果として、鬱状態に陥りやすいということです。


誰にでもある感情ですので、ある意味ヘビメタやハードロックが好きな方というのは、自分の感情に対して素直なのでしょう。
実際私の周りの音楽仲間・メタル好きは良い意味でも悪い意味でも素直で自己表現力が高い方が多いです。


で、なぜ心が穏やかになるのかということですが、誰でも愚痴を言った時は、それに「うんうん」と頷いて受け入れてもらいたいものですよね。
同じなのね。


日々感じているストレスとか、嫌なこととか、いなくなってしまいたいとか
人それぞれ、いろんな事を感じていると思うけど、音楽ってただ寄り添ってくれるものです。

時には、誰にも話せないような悩みを抱えていることや、
自分でも理解しきれず、どう表現していいかも分からないような感情が渦巻く事もありますよね。
音楽は、そこにただ寄り添える数少ない存在の一つです。

聴き手の中で感情を整理する手助けを共鳴することにより、浄化のスピードを早めてくれるのでしょう。


私もね。
最近はそうでもないけど、何をどうやっても這い上がって来れないくらい落ち込むことがあると必ず誰かが叫んでいる楽曲をチョイスして、小一時間爆音で聴いています。
ヘビメタというよりも私の場合はスクリーモとかメタル、ハードロック系が多いのだけど
(鬱状態の度合いによってスクリームの種類が変わるので自分の精神状態がよく分かるという良い物差しでもあります)

誰かがずっと叫んでいてくれないと自分が壊れちゃうような感覚があるのね。

そういう時に改めて音楽のパワーを感じるし、音楽があるから今の自分が生きているって思う。
そして、それが私だけじゃないということも、強く感じます。

なので、ヘビメタはみんな聴いた方が良いし、ヘビメタが好きな人はちゃんとこれからも布教するべき!!!!
というのは、半分冗談だけど、

リスナーやオーディエンスが、好きな音楽、自分の気分を尊重して、楽曲を上手く日常生活に活かせたら、ミュージシャンにとっても至福の歓びなのではないでしょうか。

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ABOUT THE AUTHOR

美央 ヴォイストレーナー 歌うということを通して、自分を見つめなおすという活動をしています。

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