○○のように扱いなさい。PART3
こんにちは。
スパルタヴォイスコーチ!美央です♪
○○のように扱いなさい。PART3まで来てしまいました。
(そんなに長くする予定なかったんだけどな。)
PART2をまだ開いていない方はこちら☆
というか、まず1すら見てないよ!というかたはこちら☆
元々生まれもった聴覚の過敏性があった関係で、私はバンドメンバーとスタジオに居られる時間が少なく、30分ごとに休憩をして耳を休めないと、頭痛で動けなくなったりしていました。
ある日、いつもと同じスタジオに、いつもと同じようにインしました。
ギター担当が、チューニングを終えて、いつも通りの音量で、早速ギターをかき鳴らしました。
その瞬間、私は頭を鈍器でなぐられるような感覚が耳を通して駆け巡り、
短く叫び、耳を塞いで立ち上がることが出来なくなりました。
何も外的な異変はありませんでした。
ただ、私の感じた方が「おかしく」なってしまったのです。
私の聴覚を常に考慮してくれていたので、特に爆音で弾いていたわけではありません。
ディストーションがかかっていた程度の七弦ギターです。(七弦というところのツッコミは別としましょう!)
誰にとっても、なんら変わらない、そんな場面で、
私は、自分の聴覚認識がおかしくなってしまったことに気付いたのです。
もう二度と歌えないかもしれない。
そんな恐怖を感じました。
photo by lauren rushing
メンバーは誰も私のことを責めませんでした。
誰もこの事に触れず、バンドは解散し、私は演奏することから離れていきました。
この後、ライブハウスからもじょじょに遠のき、治療に専念します。
聴覚の認識が良くなった頃合いから、知人のバンド活動のスタッフをするようになり、裏方として夢を追う仲間の背中を見ていくことになります。
この間も紆余曲折はあります。現在の私の指導の基礎となったものの一部はこの裏方の時に養いましたが、これはまた別のお話としましょう。
そして数年経ち、私は心やスピリチュアルの勉強を始めました。
思い返せば、私の小学生の時の夢はお医者さん。中学生からは心理カウンセラーになることが私の夢でした。
心の勉強は私をどんどん良い方へと変え、
「今まで足りなかったものが、ここに全て集約されている。」
そんな感覚を持つようになりました。
そしてそんなある日、カラオケにふらっと友人と立ち寄った際、思わぬことが起きたのです。
バンド活動を止めたあの日から、一度として満足に歌うことが出来なかったのに
急に喉がすっと通るようになり、丹田から簡単に声が通るように発声できたのです。
自分でも最初は、何が起きているのか分かりませんでしたが、
以前よりも喉まわりの筋肉は落ちていたし、発声練習だってきちんとしていない。
呼吸の意識だってしていません。
でも、簡単に、当時の何倍も満足の行く歌い方ができました。
これは、身体的(テクニック)にも精神的(表現力)にも言えました。
そして、私は「心の安定」にこそ、私が目指していた「理想の表現力」があるのかもしれないと気付き、もっと「心の安定」がとれるように、時間を割くようになりました。
自分が大好きなものから離れなければならないつらさを味わったから
歌を歌う人には特に、歌わない人にも、自分を大事に扱ってほしいのです。
音楽家が言うように「恋人」のように扱ってほしいのです。
え?自分のことが好きじゃない?
でも、恋人の事だって好きじゃない時があるじゃないですか(あれ?私だけ?)
でも、大切に扱いますよね?
しょうがないな、もう!って言って。
大切にしませんか?
あんた馬鹿じゃないの!?本当死ね!クズ!!!!!
と言ってたとしても、後日謝罪するんじゃないでしょうか?(あれ?これも私だけ?)
えー…ごほん!
とにもかくにも。自分自身も同じように扱ってみてあげてください。
慣れないうちは少しくすぐったいかもしれません。
吐き気と、頭痛と、悪寒に悩まされる人もいる、かもしれません(笑)
でも、やってみてください。
絶対に、悪いようにはなりませんから。
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美央 ヴォイストレーナー 歌うということを通して、自分を見つめなおすという活動をしています。
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