○○のように扱いなさい。PART.2
どうもこんにちは!スパルタヴォイスコーチ!美央です!!
そろそろこのキャッチコピー、慣れてきました!(笑)
さて、前回に引き続き、「○○のように扱いなさい。」です。
前の記事をご覧になられていない場合は、こちらから☆
私は自分の人生を振り返ると、嫌な事の方が割りかし多いタイプの人間で、忘れ去りたい過去ばかりあります(笑)
当時、私は「眠れない」「鬱状態」「幻聴がある」という症状を抱え、心療内科に通院しながら、それでも好きな事だけは続けたい、と思い
歌だけは投げ出さずにやっていました。
学生時代は、期末テストで98点を取るとショックで落ち込み、80点なんて取った日は、熱でも出すんじゃないかというくらい青ざめる人でしたし、これは音楽でも同じでした。
もの凄い完璧主義だったのです。
周りが一切気付かないような音程の狂いや、自分の理想の表現と自分の表現力の限界に、ストレスを感じずにはいられませんでした。
もっと。もっと。
足りない。
どうして思いどおりに出来ないのだ、と。
こんな下手な演奏ではなんの意味もない、と。
ライヴ活動では、有り難いことに毎回来てくれるお客様も居たり、嬉しい感想も貰うこともありました。
でもね〜。楽しくなかったのね。
だって満足したことなんて一回もなかったから。
演奏すればするほど、すり減っていくような感覚。
理想からはほど遠い演奏。
大好きな歌のはずなのに、苦しさしかないステージ。
ステージの上で、何度マイクを投げつけ、もう歌いたくない!と叫びそうになったか!(笑)
今だから、笑い事です。一度くらいやっておけばよかったのかも(笑)
でも、可哀想だったのは、バンドメンバーだったと思います。
プロ意識が高いことと、厳しいことは時に必要です。
が、八つ当たりなんて誰もされたくないわけです。
当時の私はどこにぶつけたら良いのかまったく分からないこの苦しさを、バンドメンバーにぶつけてしまうことが多々ありました。
それでもつき合ってやってくれたのだから、本当に寛大なメンバーだったと、感謝しています。
今なら分かります。
音楽とは、生もの以外のなにものでもないのですから、時たまある不協和音も、リズムの不一致も、ご愛嬌だったし、そこから何か生まれる可能性はあったでしょう。
でも、そんなことに気付いていなかったのです。
私は自分のことが大嫌いでした。
この世から私なんて消えてなくなって、跡形もなくなってしまえばいいと思っていました。
世界なんて破滅してしまえばいいと、何万回思ったことか。
頭の中でどれだけズタズタにこの世界と、自分を傷つけてきたことか。(頭の中だけじゃないけどね!)
完璧じゃない私は許せなかった。
こんな出来損ないじゃ意味がない。
悔しい。もっと出来るはずなのに。。。
こんなんじゃやっている意味がないじゃないか。
私は常に自分を責め立てていました。
当時は、これを『奮い立たせている』とでも勘違いしていたのでしょう。
ものは言いようですね。
これを一生続けられるほど、私は強くなかったのです。
病院のお世話になりながら、やっていたわけですから。
案の定、そしてとても早く、限界はやってきました。
長くなってしまったので、続きます!
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美央 ヴォイストレーナー 歌うということを通して、自分を見つめなおすという活動をしています。
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